手巻き寿司で使用することが多い焼き海苔は、光や温度、湿度に敏感な食品です。湿気やすい海苔は保存方法に迷うことも。保存方法はもちろん、使用する時も取り扱いに気をつけることで湿気を極力防ぐことができ、最後までおいしく食べるきることができます。
海苔の保存は乾燥剤の取り扱いが重要なポイントになります。焼き海苔の保存期間や保存方法を写真付きでご紹介します。
未開封の焼き海苔は、直射日光が当たらない冷暗所で袋のまま保存することができます。パッケージに記載されている賞味期限内に使いきるようにしましょう。海苔は湿気や温度変化に敏感な食品なので、温度変化が激しい場所は避けるようにしてください。
海苔の風味を保つためにもなるべくストックはせず、料理で使用する前に購入するのがおすすめです。
海苔の七福屋 公式サイト | 海苔の上手な保存方法は? |
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大森屋 公式サイト | 海苔の保存方法について |
海苔を購入すると、乾燥剤が一緒に入っています。こちらの乾燥剤は未開封時に役立つだけでなく、開封後の保存にも必要なものです。乾燥剤は捨てずに必ず取っておくようにしましょう。
粒状でサラサラしている状態の乾燥剤は引き続き使用することができます。袋がパンパンになり、張っている状態になった場合は新しい乾燥剤に取り替えるのがおすすめです。
開封後も購入時のパッケージを使用します。乾燥剤を中に入れた状態で、なるべく袋の空気を抜いてチャック(ファスナー)を閉じるようにしてください。開封後も保存する場合は、チャック付きタイプの焼き海苔を選ぶのがおすすめです。
海苔は空気の中に含まれる湿気を吸い込むだけで、風味を損なうことも。チャックを閉じた後、密封できる袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
食品保存用のフリーザーバッグは防湿効果がそれほど高くないため、必ず乾燥剤を入れ、チャック付きのパッケージと二重で使用するのがおすすめです。冷蔵庫での保存期間は、約1〜2ヶ月目安です。開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。
焼き海苔は冷凍保存することができます。長期保存をしたい場合は冷凍庫での保存がおすすめです。冷蔵保存の時と同様に中に空気をしっかりと抜き、外からの湿気を遮断して冷凍庫に入れます。冷凍保存する場合は、保存期間は約1年が目安です。
焼き海苔は保存方法だけでなく、料理に使用する時にも注意が必要です。冷蔵・冷凍で冷えた海苔は、保存容器(保存袋)が常温に戻ってから封を開けるようにしましょう。冷えたまま使用すると温度差で湿気が起こったり、結露がおこることがあります。
また、袋を開ける際はさっと取り出し、海苔が極力空気に触れないように注意すると、海苔の風味を保つことができます。
1984年生まれ、兵庫県在住の主婦・ウェブデザイナー。食べることが大好きで、おいしい食べ方を考えたりやソースづくりにチャレンジしています。
家事や料理は「なんとなく分かっているようで、実は知らないこと」が多く、料理本や家事本をよく読んでいました。こちらのサイト「おいしいメモ帳」では、知っておくと便利な料理の基本や保存方法、おいしい食べ方などをご紹介しています!